2017.5.19(金)
牯嶺街少年殺人事件。
余計な説明的な場面が一切なく、いきなり背中をドンと押されて
少年たちの世界に放り込まれた感じ。終始突き放され続ける印象。
彼らの名前やそれぞれの境遇や、グループ関係を彼らの生活から必死に追いかける。
結局わたしにはよく意味が分からない場面もたくさんあった。
なのに、なぜか時々なんとなく思い出して頭の中で転がしては
また無くさないようにそっと頭の中にしまうということをしてしまっている。
わたしの中に生きてしまっている。
終盤、小四が2人の女の子に立て続けに同じことを言われる場面がとても印象的だった。

ここしばらく、わからなさ、溜めることについてばかり考えている。