2015.9.18(FRI)

国会前。
友人を待っていると、小学生くらいの男の子が1人
誰かと電話しながらわたしの隣に並んだ。
「うん、うん、もう着いたよ。少し遠くの警察がたくさんたくさんいるところ」
しばらくして会社を抜けてきたらしいお父さんが彼を迎えにきた。
2人で群衆を眺め、男の子は何も言わずに光る棒をふっていた。
その後、夜ご飯の話をしながら親子は帰って行った。
あぁ、君は日常の一部としてこんな光景をみて育って行くんだね。

デモや抗議は苦手だ。ましてや「○○辞めろ!」なんて。
その人1人が辞めることで変わることなのかと思うと口に出来なかった。
現場の切迫した雰囲気、強く傾倒しているようにみえる人たち。
自分とは、あまりにも距離がある出来事。

でも今は違う。どんどんと距離が縮まってきている。
状況もそうだけど、自分の心持ちが変わってきた。

じぶんの気持ちを汲んでくれる議員の名前を覚える。
そういう人が多く集まる党を覚える。
どういうことをしていく計画なのかを調べる。
そうやって、生活に慣らして行くんだ。
距離を縮めて行くんだ。